定説が崩れる時
子供の頃から 誰もが夏が好きなんだと思ってた
ぼくもクラスメイトも みんな
ワクワクしながら 夏を待ってた
海に山に レジャーがあふれ
一年でいちばん開放感のある季節 夏が嫌いな人の方が たくさんいることを
知ったのは そんなに昔ではない
みんなが好きだったのは
「夏」ではなく 「夏休み」だったんだと
最近気がついた 野球を好きな人は
みんなピッチャーを目指すものだと思ってた
テレビでもマンガでも
いつもピッチャーが主役
だからみんな ピッチャーをやりたがるものと思ってた
そうじゃない人の方が たくさんいることを
知ったのは 自分が野球を始めてから
「ピッチャーはやだ」という人の方が多くて驚いた
誰もが「主役」を目指しているわけではないと
その時気がついた 自分が「当たり前」だと思ってたことが
違っていたと知るのはショックだ
みんなと価値観が違っていたということだから・・・
でも それを素直に受け入れられるから
自分は大丈夫だと思う
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