白と黒
朝が来る
いつもと変わりなく昇る朝日
変わったことはただひとつ 隣りに君がいないこと さわやかにさりげなく別れを告げた
笑顔で“さよなら”を言った
「幸せになってね」とエールを送った
昨日の自分
でも独りになって気がつくと
心の中で必死に君を口説いている
君の心を取り戻すための台詞を
100も200もひねり出しては 念仏のようにつぶやいてる
決して届くことのない台詞
決して伝わることのない言葉…
それは 止めようとしても止まらない 悲しい心のマラソン
もっとこう言えばよかった
もっとこうすればよかった
後悔だけがたった1人で悲しみの海へ航海に出る
無限とも思える海へ・・・
昨日の夕陽が今日の朝日になる
昨日があって今日があり
今日の上に明日が積み重なる
時の積み重ねが想いの深さにつながるのなら
2人の時間は短すぎたね
明日の自分は何処にいるのだろう?
「運命」とか「宿命」とかいう言葉は嫌いだ
個人の意志を冒涜する言葉だから・・・
道は自分の意志で切り開いていくもの
すべからく選ぶのは自分であって 他の何人でもない
君は君で自分の道を選んだ
でも でももし神様というものがいて
奇跡というものがあって
ひとつだけ願いがかなうとしたら・・・・・・・・
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